「SHIMBIO」と「SymBio」は類似する

不服2007-1617 条文:4-1-11 登録審決 2007/10/12審決日

商標「SymBio」は「SHIMBIO/シンビオ」と類似するとの査定が維持された審決。

当審の判断(抜粋)
「Bio」の文字部分は、例えば、英語で「biology(生物学)」が「バイオロジー」と、「biotechnology(生物工学)」が「バイオテクノロジー」と、それぞれ発音されることからすれば、これらの読み方にならって、「バイオ」と称呼される場合があるとしても、同じく英語で「biography(伝記)」が「バイオグラフィー」と「ビオグラフィー」、「symbiosis(共生)」が「シンバイオシス」と「シンビオシス」というように、「バイオ」と「ビオ」の双方の読みで発音されるものもあること、さらにローマ文字読みでも、「bio」が「ビオ」と発音されることをも併せて考慮すれば、該「Bio」の部分は、「バイオ」の他に「ビオ」とも称呼される場合も少なくないとみるのが相当である。
 そうとすれば、本願商標は、その構成文字に相応して、「シンバイオ」の称呼の他に「シンビオ」の称呼をも生ずるものであり、いずれも自然称呼といわなければならない。

『一般に欧文字からなる造語商標は、その構成文字等に特別の事情がない限り、我が国において最も一般に親しまれている英語風の読み方又はローマ文字読みで称呼されるものとみるのが自然である。』なら「BIO」は「バイオ」じゃないかな?「ビオグラフィー」って聞いて「biograohy(伝記)」とすぐ分かるものなのか?