4-1-11「大和屋」はなんと読むのでしょう?

不服2007-2592 条文:4-1-11 拒絶審決 2007/10/31審決日

「YAMATOYA」は「大和屋」と類似するとした拒絶査定を維持した審決。

当審の判断(抜粋)
「大和屋」の文字部分は、漢字の音読み風に「ダイワヤ」と称呼される場合があることは否定し得ないが、例えば、「大和時代(やまとじだい)」、「大和魂(やまとだましい)」、「大和撫子やまとなでしこ)」のように、「大和」の部分が「ヤマト」と読まれる語で、かつ、一般にも親しまれたものであること、また、「大和屋」の語自体も、「広辞苑(第五版)」では、「やまと‐や【大和屋】 歌舞伎俳優岩井半四郎坂東三津五郎とその一門の屋号。 (俳優半四郎にかけてその屋号で呼んだ) 大正時代に、牛肉の半白肉(肉と脂肪が層をなしている肉。すなわち三枚肉)の称。 大阪の著名な牛肉料理屋の屋号。」との記載があり、「大辞林(第二版)」でも、「やまとや 【大和屋】 歌舞伎俳優板東三津五郎岩井半四郎一門の屋号。」との記載があることを考慮すると、引用商標の「大和屋」の文字部分は、これらの読みにならい、むしろ「ヤマトヤ」と読まれるとみるのが自然である。

ぐぅーの音もでない…。